静寂を宿す、古代の結晶。Ouf.がフランキンセンス「ボスウェリア・サクラ」を「芯」とする理由
前回は、「Switching Mist」の心臓部である「ブレンド蒸留」について、ハーブと樹脂が釜の中で溶け合い、一つの調和を生み出すプロセスをお話ししました。
Ouf.(ウフ)が目指すのは、思考をすっとニュートラルに戻し、深い呼吸を誘う香り。その「リセット」の瞬間を、最も誠実に、そして力強く支えてくれる素材が「樹脂(レジン)」です。
私たちは、今後もこの樹脂、とりわけフランキンセンス(乳香)を、すべてのプロダクトの香りの芯として大切に使い続けていきます。今回は、私たちが使用している特別な品種「ボスウェリア・サクラ」へのこだわりと、これから広がる新しい香りの体験についてお話しします。
最高峰の静寂。「ボスウェリア・サクラ」という選択
フランキンセンスは、過酷な砂漠環境に自生するカンラン科ボスウェリア属の樹木から採取されます。幹に傷をつけ、そこから染み出る乳白色の樹脂が、空気に触れて宝石のように固まったものです。
その歴史は数千年に及び、古代エジプトや中東、インドなどで神聖な儀式や瞑想、祈りの場に欠かせない薫香として用いられてきました。かつては黄金と同じ価値があったとも言われています。
一口にフランキンセンスと言ってもいくつかの品種がありますが、Ouf.ではその中でも最高峰と称される「ボスウェリア・サクラ種(Boswellia sacra)」を使用しています。
ボスウェリア・サクラは、他の品種に比べて、非常にクリアで気品があり、奥深い香りが特徴です。その香りは、本能的に呼吸を深くさせ、騒がしい日常の中に、ぽっかりと「余白」のような静かな時間を生み出します。
この「深い呼吸」と「静かな時間」こそが、現代の私たちに最も必要な「スイッチ」であると、Ouf.は考えます。
今後、フランキンセンスと香皿のセットも登場予定
私たちは、この「Purifying Smoke」の体験を、さらに深く、神聖なものへと広げていきたいと考えています。
今後、私たちが最も大切にしている「フランキンセンス(ボスウェリア・サクラ)」そのものと、それを美しく焚くための「香皿」をセットにしたプロダクトを販売する予定です。
ミストとして空間に馴染ませる心地よさとはまた異なり、火を灯し、立ち上る煙とともに広がるボスウェリア・サクラの香りは、より原初的で力強く、あなたの空間を清め、深い集中と安らぎをもたらします。
“Ouf.”(ほっと一息)のために
Ouf.は今後も、ハーブや他の植物素材との新しい出会いを楽しみながらも、その香りの基盤には、常にフランキンセンスのような、歴史と大地に根ざした樹脂の芯を通し続けていきます。
それは、私たちが提供したいのが、一時のトレンドの香りではなく、あなたが「自己との対話」に戻るための、変わらない拠り所でありたいと願っているからです。
新しいフランキンセンスの体験を、どうぞ楽しみにお待ちください。
